三線には本皮(写真3) ・人工皮(写真4)・強化皮・カンカラ三線(写真5)があります。一番安いのは人工皮です。好みですが、本皮の方が音はよいといわれています。でも本皮は破れることもあります。 その点、強化皮は二重貼りで破れにくくなっています。カンカラ三線は戦後、物資のない状況下、配給品の空缶で作った三線です。今でもおみやげ品や工作品で売られていて、根強いファンもいます。
これらの他に、プロの演奏家さんが使用しているような、弦が六本ある六線もあります。ギターのように調弦に便利なペグ三線(写真6)(制作:「ちんだみ工芸」)もあります。
棹にもさまざまな形状があり(真壁型・南風原型・知念大工型‥‥など)、材質も様々です。
![]() |
![]() |
【写真3】本皮 | 【写真4】人工皮 |
【写真5】空き缶で作ったカンカラ三線
【写真5】
ペグ三線は、ギターのように調弦ができる。